「一応」は英語のフレーズで言える

日本語の「一応」を英語にするのって一言で表すのは難しいです。でも、話の流れから「一応」っぽいニュアンスをつけることはできます。なのでパターンに分けてポイントを5つほど解説していきますね。

「一応」って日本語で便利に一言で言えても、英語では状況にお応じて言葉を変えないといけないですね。

まず、「一応」を国語辞典で調べると、「十分ではないが大体」「ひととおり、大略(おおよそ)」の意味と、「とりあえず、ひとまず」と、「念のため」の意味があります。

「とりあえず」については、別の記事でも挙げています。

特に、質問に対して「一応」って言い方は職場で使うと、上司にとってイライラする言葉ですよね。「一応終わりました。」と言うと、「ちゃんとやったのかどっちなの!?」って罵倒されるでしょうし。

個人的に思うのが「一応」というのはハッキリ断言しないような言葉だと思ってますが。

 

では、英語でどう表現すればいいか、それぞれ場面別でフレーズを紹介します。

1. Hesitantly / Tentatively ** 「ためらいつつの一応」と「試験的な一応」

Example 1. The student raised her hand hesitantly.
「その生徒は、(一応)しぶしぶながら手を上げた。」

Example 2. He tentatively bought the gift for his wife.
「彼は妻のために仮にも(一応)ギフトを買った。」

 

ここでの「hesitantly」と「tentatively」は同じ意味で使う事ができます。また「tentatively」は試験的な意味としても使えます。 「確信はないけど、一応してみる」というニュアンスです。

ためらいながらの「一応」と、自信のなさが含まれる「一応」ですね。しかし、これらの単語は口語よりも、ストーリーライティングで使わることが多いです。

2. Just in case *****  「念のための一応」

Example 1. Although it is cloudy, I will put on sunscreen just in case.
「曇りだけれども、一応サンクリーム塗っとくよ。」

Example 2. You should take out some extra cash just in case.
「一応いくらか金引き出しておいた方がいいぞ。」

 

ネイティブがほぼ毎日使うくらい出てくるフレーズです。

100%断言できない、もしかしたら・‥ありえるかもしれないから「just in case」を使います。このフレーズも確信がないという意味では同じですね。

未来に起こりうるかもしれないことに、対策として伝えればプラスに受け取ってくれる人もいるんじゃないでしょうか。逆に、細かいことにイチイチ突っ込む人が嫌いという人もいますし(笑)

3. To some extent / Somewhat ****  「ある程度の一応」

Example 1. I can understand English to some extent.
「まぁ一応英語は理解できるよ。」

Example 2. She somewhat understood what the old man was saying.
「彼女はそこそこ(一応)おじいさんの言っていたことをわかったよ。」

 

国語辞典には「それなり」「そこそこ」「ある程度」という意味が載ってないですが、僕含めみんなこんな感じで使いますよね。

このフレーズは能力についての言い方で、完璧じゃないけど 「一応ある程度はできるよ」という使い方です。

聞き手にとって、「一応」と言われても、どれくらいできるのかはイマイチわからないものなんですが。

少なくとも、話し手が自分について「一応」って言うときは、上級者ほどの自信はないけど「これぐらい」はできるよという自覚はあるはずですよね。

4.Briefly run through~ / Quickly look over~ ***  「ザラッと一応」

Example 1. I briefly ran through the documents with my boss.
「上司と共に、一応ざっと資料に目を通しておいた。」

Example 2. She quickly looked over her schedule.
「彼女は一応さらっとスケジュールを見た。」

 

細かいとこは飛ばして完璧じゃなくもいいからザラっと見るっていうことです。「briefly」は「手短に」、「quickly」は「迅速に」という意味になります。

文脈で「一応」という意味も含まれそうか考えてみるといいですね。

これらのフレーズはカジュアルな会話より、職場や学校で聞くことが多いようです。

5. Just about ****  「大体の一応」

Example 1. I’ve just about finished cleaning the house.
「一応家の掃除終わったとこだよ。」

Example 2. This painting is just about done, so I will take a day off tomorrow.
「この塗装は一応終わってるから、明日は休むよ。」

 

国語辞典に「一応」は「おおよそ」があるように、「大体」と同じ意味になります。十分ではないけど大体はできたよっていう表現を「一応ね」って言いますよね。

英語でも、「掃除終わった?」という質問に対して、ただ「just about」と言うだけで返せるので便利です。

Dialogues

Dialogue 1

Aさん: What happened yesterday?
「昨日何があったの?」

Bさん: She hesitantly came to me, and apologized for his having broken my pot plant.
「彼女、一応しぶしぶながらも私のとこに来たんだけど、鉢植えを壊したことについて謝ったの。」

Aさん: Oh, I see.
「へえ、そうなんだ。」
話し手が、相手を見て「ためらいながらも」っていう様子を窺えたことから「hesitantly」を使っています。
「とりあえず、自信ないけど”試験的に”する」というなら、「tentatively」がいいですね。

Dialogue 2

Aさん: I’m going out now.
「今から出かけるよ」

Bさん: It looks like it might rain. Take an umbrella, just in case.
「なんか雨降りそうだよ。一応傘持ってって。」

Aさん: Okay, thanks.
「オーケー、ありがと。」

Dialogue 3

Aさん: Can you understand what the foreigners are saying?
「あの外国人たちが何言ってるかわかる?」

Bさん: I can understand to some extent, but not completely.
「一応それなりにわかるけど、完璧にはわからないな。」

Dialogue 4

Aさん: This document is very long.
「この資料かなり長いよ。」

Bさん: Just quickly look over it now and read it in detail when you are free.
「一応今はざっくり目を通しておいて、時間あるときにじっくり詳細を読んでおいて。」

Dialogue 5

Aさん: Have you finished cleaning your room already!?
「もう部屋の掃除終わったか!?」

Bさん: Just about!
「一応ね!」

Aさん: Well, I’m coming in now!
「じゃあ今から中入るぞ!」

Bさん: Not yet!
「まだだめだって!」

まとめ

・確信はないけどためらいつつも一応
・念のための一応
・ある程度の一応
・ザラっと一応
・大体の一応

などなど紹介してきました。

状況に応じてフレーズを使い分けができるようになれば「一応」という言葉を意識しなくてもわかるようになるので、少しづつ、こんなフレーズで言えばいいんだなぁって感じでスピーキングの練習してみましょう。

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