「That’s it」というフレーズを見て、いまいちよくわかんないと思った人もいるでしょう。
実際、映画を英語字幕で見ていると、よく会話で見かけることがあるなぁと気付くはずです。
意味がわからないと、「それはそれ」というような解釈になってしまいますよね。
今回は、いろんな場面で使える、便利な「That’s it」の意味を解説しましょう。
目次
意味その1. 「まさにそれ」(Something is correct)
「そう、正解だ。それを知ってくれていて嬉しいよ。」
何かを的確に言い当てたときなんかがそうです。この場面での「that’s it」は、「まさにそれ」という意味になります。
例えば、先生が、生徒に問題を投げかけて、生徒が問題が解けたとき、日本語の「正解です」の意味として言います。
意味その2 . 「それだよそれ」(Something is found)
[それだよ! それがオレが探していたDVDだったんだよ!]
自分の探していたものが見つかったときに言います。
英語圏の人だって、家で自分の携帯電話なんかを行方不明にさせてしまうこともしばしばあり、イライラしてしまいがちです。
物がようやく見つかったときの「That’s it!」は、リアクションが大きいですね。
意味その3 . 「わかったぞ!」(Come upon a good idea)

「わかったぞ!どうやれば成功するかがわかるぞ!」
なにかアイディアがわかったときや、打開策が閃いたときに言います。
このときの「That’s it!」は、このフレーズの初めから終わりまで、低いイントネーションから高く持ち上げていきながら発音されます。
意味その4 .「いい加減にしろ!」( Lose one’s patience)

「いい加減にして!もうあんたにうんざりだから出ていくね!」
イライラが爆発したときのパターンです。いい加減にやめてくれが強く伝わってきます。
よくあるのが、子供がいつまで経っても片づけをしないとき、お母さんの堪忍袋の緒が切れて「That’s it!」と言って爆発をします。
意味その5 . 「それだけ」(To finish)
「今日はそれだけです。では授業を終えましょう。」
他になにも残ってないことを示して、話を締めくくるときに言います。
「それだけだよ」を簡単に言えるフレーズなので、つい口癖になりそうですね。
また、同意表現として「That’s all.」も使えます。
Example Dialogues.
Dialogue 1.
Aさん: To make this origami, first fold the paper in half.
「この折り紙を作るには、まず半分に折るんだ。」
Bさん: Like this?
「こんな感じ?」
Aさん: Yes, that’s it.
「そう。まさにそれ。」
Dialogue 2.
Aさん: Have you seen my pen? I can’t find it anywhere.
「俺のペン見なかった?どこ探しても見つからないんだよ。」
Bさん: Oh, is this your pen?
「あぁ、これ君のベンじゃないか?」
Aさん: Yes, that’s it! Thank you for finding it!
「あぁそれだ!見つけれてありがとな!」
Dialogue 3.
Aさん: How can we improve this poster?
「どうやってこのポスター改善させる?」
Bさん: Hmm…wait! That’s it! Let’s add some patterns!
「うーん、、、待って!閃いた!ちょっと模様を加えてみようよ!」
Aさん: Good idea, let’s try it out!
「いいね。じゃ試しにやってみよう!」
Dialogue 4. (Mother to teenager child)
Aさん: I asked you to clean the dishes many times already!
「もう何回も皿洗いをやってって言ってるじゃないの!」
Bさん: Oh, you did? I didn’t hear you.
「え、そうなの?聞こえなかったなぁ。」
Aさん: Ugh, that’s it! If you don’t clean the dishes now, I am punishing you!
「もう、いい加減にしなさい!皿洗いする気ないんだったら罰を与えるからね!」
Dialogue 5.
Aさん: Teacher, are we going to read the next chapter?
「先生、次の章も読んでいくんですか?」
Bさん: No, that’s it for today. We will continue tomorrow.
「いいえ、今日はそれで終わりです。続きは明日にします。」